気温8℃のこの部屋に、桜の花びらが舞い散るの
君のカラダは熱くて、アタシは今にも溶けそうなくらい、悶え苦しむの


もっと、もっと。花が咲ける様、求める
もっと苦しめて もっと拘束して もっと切り裂いて
君だけの、アタシを 何も見えなくなるまで コワシテ





















D e p e n d e n c e



















異常な束縛心 アタシだけを真っ直ぐ見詰める瞳の奥。
これほど綺麗なものなんてない 思わず喉が上下する。




「今、俺以外のこと考えてたっしょ」



仁のやさしそうな目が笑う。アタシが座ってたベッドに仁が体重を掛けると
古いベッドはぎしりと音を立てた。思わず、鳥肌が立つ。


読んでた雑誌を軽く向こうの方へ投げ、膝を使って近くに寄った。







冷たい右手で顔のラインをゆっくりなぞる。親指が唇に触れると、
焦れったく左右に往復を繰り返し。

ピタりと、真ん中で指は動きを止めた。すると仁が自分の口角を色っぽく舐め上げ。








頭の中が真っ白になるの。



何かのマジックが掛かったように、瞳が仁しか捕らえなくなるの。







アタシは当てられた親指の爪を軽く甘噛する。仁の味。
吸い上げる力に押し込む力が加わって、簡単に指の付け根まで口内に収まった。




「・・・っ・・・んん」

「もっとしゃぶって」




仁の空いてる手はアタシの両腕を押さえつけ、きっと明日は痕になって残るだろう。
自分の唾液に混ざり、仁の指が行き来する。 
喉の奥に当たると苦しいけど。
こんなコトでさえ、もう、仁を求めてしまう。









「俺しか見えなくなった?」

「・・・ん」

「お前は、俺だけのモンだよ」








口内を犯す神経の通った指は、口元を離れると銀の糸が見え隠れ、
夢中で舐めた所為で、気付かず滴り落ちた透明な液体。

今度はそれを、仁が丁寧に舌で舐め上げる。



顎がくすぐったい。いつしか無意識に、両腕が仁の左手にしがみつくカタチになっていた。








「、今何してぇの?」

「・・・キスしたい」

「じゃあ、からシて」













「俺はお前だけのだから、好きにしていーよ」






脳の奥が痺れる。
唇の感覚が無くなる程に、囁かれる。
好きだ、愛してるだ、そんなものなんかより、よっぽど感じる。










少し触れて目を閉じると、やっぱり仁の匂い。

狂おしい 愛したい 貪りたい。






角度を変えて深く繋がる。
舌、歯列、仁のモノ全部飲み込んでく。
すると部屋を取り巻くアタシ達の音は、徐々に卑屈なものへと変わっていった。




それでもまだ足りない。全然足りない。
顔を離すと、トロンとした仁の目。完全に吸い込まれてる自分。
手が、視線が。
カラダに触れられただけで、素直に反応してしまう。





「ぜってぇ誰にもやんない。お前以外考えらんねー」










心地よい、お互いがお互いへの依存の気持ち
仁の言葉も仕草も全部飲み込んで、アタシだけのもの
堕ちても堕ちてもオチタリナイ
だから、壊して、ひとつになれるまで、離れないで




やがて二人にしか見えない花が、いくつもキレイに咲き誇る















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マイノリティワールド炸裂・激暗小説第・・・何段?笑
最初はこんくらいで。こっちで書きたいシチュもいっぱいあるのでv
今回の(もうひとつの)テーマは、勿論、アレです!!!(殴)
でも嫌いな人も居る(というか好き好んでする人は居ないのでは)のでね、
ちょっと違うカタチにして、小説にしました。

依存症上等!一人で堕ちるより二人で堕ちたほーが楽しいじゃん。
管理人の夢でもあります。A西くんと・・・(再殴)

束縛=縛られる=閉じこめられる=部屋=鍵
ってことで背景は鍵で(わかりにくっ)

05.12.3

























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