これが、人を愛する時の苦しみならば、

あたしはきっと、初めての恋なのだろう

今までの記憶は、偽りだったんだ



夕日が落ちるのを眺めて、本当に、心から

キミとならば、あたしはもう、この世界に、存在しなくても良い、と











想   い   は   す   べ   て   い   と   し   き   み   あ   て













一粒の雨が、あたしを、現実に戻させた
夏の匂いと、雨の、悲しい、匂い
傷みが強すぎて、感情さえ、曖昧になって
ただ、呆然と泣いた空を見上げる 紅く、綺麗な、天井を



分からない、自分が どうして、こんなにも、キミの事が、



「部屋、戻ろう」


仁は、あたしの右腕を引っ張って、ベランダのドアを閉めた

ペディキュア、親指にだけ黒く塗られ、その足が、あたしに近づく

こっちを向いて、やがて、あたしに、重なるように




「なんでそんなに、壊れそうになんの」



いつもは、単純で、バカっぽくて、そんなキャラ、定着させてんのに
ホントは誰よりも敏感で、誰よりも、色んなこと、考えてて
そんな見透かした目は、狡い
あたしをより一層、深い闇に、落とす



「・・・わかんない」
「・・・何が」 「自分」



あたしが、2歩
キミに近づく足音を最後に、部屋の音は無くなった
確定された未来はない。だから、臆病な、あたしは



「今、想ってる事、言ってみ」


仁の声は、いつしか。姿までもが、消えて
こんな夢、どれだけ見れば、あたしは、強くなれますか



「仁が、居なくなる」
「・・・ん」
「あたしの前から、いつも、消える」



想いは、
想いはきっと、伝わってるのだろう だけど、
淡い心は、今にも、砕け散りそうで



何が、必要?
カタチあるものじゃない、言葉に出来るものじゃない
それさえ分かれば、あたしは、とっくに掬われてただろうに



「居るよ、ここに」
「、、、うん」
「これからも、お前の、その瞳に、俺は映るんだよ」



今日初めて、仁は、あたしに、触れた
じん、仁、
あたしは、それだけで、視界が滲む






「仁、、好きです」






好きで、好きすぎて、あたしは、どうすれば、いい?
嗚咽は、部屋を支配する 仁が困ることくらい、あたしにだって わかる



「仁、」
「名前、もっと、呼んで」
「じん、」



それでも、それでも
あたしは、貴方を好きで居て、いいですか




もうやだよ、本当は
こんな、苦しみも、涙も、もう、見飽きた



だけど、愛してるのは、なんの偽りもない、これからも変わらない、事実だから



「仁、好き」
「うん」
「じん、愛してる」



顔を見ると、涙が止まらないのに、
目を閉じても、キミが浮かぶから、しょうがない



好き、よりも、愛してる、よりも
もっともっと、大きな言葉が、有ればいいのに





収まりきらなかった気持ちとか、
伝えきれなかった、仁への、想いとか、

そんな、掬われない、零れたモノは、やがて、あたしの痣となる




「愛してる、




だから、拾って、掬って それは、誰の為でもない 貴方だけの ものだから







愛してます





愛してます、







狂おしい程、可笑しくなる程、君の事、愛してます


ポンポン、と、あたしの頭を撫でる仕草が

どうしても、あたしの涙を、枯れさせなかった





愛して、居ます

ただ、それだけです




想いは全て 愛し 君宛









------------------------------------------------------------------------- とりあえず、文的には成り立ってないし、可笑しい部分とか
沢山あると思う。それは、承知の上です。

それでも、これを読んで、何か、感じた人は、
その思ったこと、あたしに欲しい。
自分にしか分からない感想でも、上手く伝えられなくても、いいから。


04.09.02
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